デメリットもある公務員看護師

看護師は勤務する場所によって雇用形態が大きく違うのが特徴です。民間の病院や介護施設などで勤務をする場合、一般的な正社員契約なのに対して、国や自治体が管理する病院では公務員としての契約になります。公務員看護師は、収入や休日など待遇面でメリットが多い反面、公務員だからこそのデメリットも少なくありません。その一つが就業の縛りです。日本では看護師に限らず公務員として働いている人は副業をすることを法律で禁止されています。看護師は一般的な職業に比べて高収入とはいえ、個人的事情で副業をせざる得ないという人も多いのが実情です。こうした金銭面の問題を抱えている人にとって就業の縛りはデメリットと言えます。

民間企業の正社員は、会社を辞めた時に一時的に給付金を受け取れる雇用保険という制度が設けられていますが、公務員にはこの制度はありません。これは、雇用の途中で辞めるという選択が考慮されていないことが主な理由です。そのため、転職などを理由に勤務先の病院を辞めても、失業保険が支払われることはありません。看護師は職場の人間関係などで離職率が高い職業と言われていますが、公務員看護師として勤務をしている人は慎重に決断をすることが大切です。

日本社会は時代の移り変わりの中で年功序列の図式が廃れ始めています。しかし、公務員の世界ではこの図式は残されていて、実力ではなく勤続年数で評価されるのが実情です。将来的にキャリアアップを目指している人には年功序列の仕組みはデメリットになります。